たつみの日記帳

2013年5月19日 日曜日

室蘭

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

北海道室蘭市は私が生まれ育ったところです。

製鉄、重機械、石油精製、造船といった産業で栄えた、北海道随一の重工業都市ですが、かつて18万人近くあった人口は今は9万人程度になってしまいました。

すっかり寂れた感のある街ですが、その渋さには魅力があふれています。

天然の良港を生かした工業都市としての顔は、縮小したとはいえ、やはり室蘭の経済基盤でありますが、その一方、太平洋に面した海岸線は地球岬をはじめとする断崖絶壁の自然、また、知る人ぞ知る観光地として、港からの工場の夜景ホエールウォッチング、全長1,380メートルで関東以北最大のつり橋である白鳥大橋、さらにグルメの方には室蘭やきとりカレーラーメン、母恋駅の母恋めしなども外せません。

が、室蘭に観光地としての華々しさを求めてはいけません。もともとは鉄の街です。私が昭和56年に高校を卒業するまで住んでいた故郷のイメージは、どちらかというと浮遊粉じんの公害都市です。軽薄短小のハイテク産業の発展に反比例する形で赤く錆びついていく、下降線の重たい街でした。その、負の勢いは残念ながら継続中であります。ただ、それはあくまでも工業都市としての一面なのです。

注目すべきは、港側に存在する重厚長大の工場群とは極めて対照的な、外洋側に広がる豊かな自然とのコントラストです。地元の人に言わせれば「なんもないところ」ということになるのですが、高さ100メートルに迫る断崖絶壁、そこに住むハヤブサ、崖下でまどろむオットセイ、湧き上がる霧の流れ、冬には人を寄せ付けない地吹雪。これらは室蘭の宝だったのです。

従来型の観光をお考えであれば、室蘭の東に登別温泉、西に洞爺湖があります。いずれも素晴らしいところです。でも、そういうのとは一味違った発見をお望みであれば、室蘭は面白いと思います。昭和の面影と北の自然が共存する渋いところです。

最後に、室蘭の魅力を写真集で紹介してくださっている山口一彦さんをご紹介させていただきます。

投稿者 たつみ社会保険労務士事務所 水本智

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