たつみの自習室

2013年5月20日 月曜日

就業規則 試用期間

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

入職、即、正規職員として本採用というのは少し不安がありますから、試用期間を設けているところがほとんどではないかと思います。試用期間は正規職員として適格かどうかを判断する期間であり、判断によっては期間中にさよならしてもいいということになります。

これは、正規職員が解雇になるようなことをした場合に加えて、「試用」の趣旨に沿った判断による解雇も認めますよ、ということで、解雇制限に少し緩さが認められた期間と考えればいいでしょう。

トラブルにならないように、あるいは、トラブルになったとしても経営側の主張が通るようにするには、どんな場合に、試用期間中または試用期間終了をもって解雇するかをできるだけ具体的に就業規則に規定しておかなければなりません。その項目にモロに該当することをやらかしたので解雇はやむを得ませんねと、誰もが認めるような結論にもっていけないとダメです。

例えば、採用の条件になっていた重要な経歴や資格がウソだったとか、決定的な不採用理由になる事実を隠していたとか、入職直後から頻繁に無断で遅刻・欠勤したとかいうのは客観的に分かる理由になります。他には、不適切な言動が多く職場での協調性に欠けると判断される場合などは客観的に証明しにくいことですが、項目としては入れておいた方がいいでしょうね。また、やや範囲を広げて、前各号に準ずる程度の行為があったときという項目も一つ入れておきたいところです。

手続き上、注意が必要なのは、採用後14日以内なら解雇予告手当を支給せずに即日解雇できるということです。労働基準監督署の認定も要りません。逆にいうと、採用して14日を超えて引き続き勤務した場合は30日前の解雇予告が必要だということです。職員がかなり悪いことをして、解雇予告だの予告手当だのとんでもない、即クビだという場合には労働基準監督署の認定が必要です。


投稿者 たつみ社会保険労務士事務所 水本智

たつみ社会保険労務士事務所03-6317-8365