たつみの自習室

2013年6月28日 金曜日

外国人の雇用 長期休暇を取ろうとする従業員

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

例えば、中国人従業員が旧正月を故郷で過ごすために年次有給休暇の残日数以上の休みを取りたいと言ってきたり、休暇のイメージの違いにびっくりしてしまう場合があります。

中国の旧正月に限らず、異国の文化や風習の違いは、雇用管理上、思わぬトラブルの原因になる可能性がありますから、会社側は事前の対策として、従業員の出身国の文化・風習をよく勉強しておくと同時に、雇用契約段階でその契約内容を十分に理解させることと、入社後もしっかりと日本の会社の常識を教育することが大変重要になります。

会社としては、正直なところ、特別な任務を背負う外国人従業員に長期にわたって休まれると困るわけです。

そうすると、本人への説明として、業務上の人のやりくり状況、年次有給休暇制度といった一般事項とともに、現実のところ、長期休暇の取得は難しいこと、旧正月に有給休暇以上の休暇を認めることはないこと、許可のない欠勤は懲戒事由に当てはまることを説明します。

もちろん、有休や懲戒については就業規則に載っているはずですから、そのような会社のルールの存在についても確認し、内容も正しく理解してもらいましょう。

また、日本で働くための在留資格の取得や更新の許可/不許可の判断は入管がすることであって、会社が決められることではない、という一方で、会社が味方にならないと入管は簡単に不許可と判断することを、事実として伝えておくべきだと思います。

むろん、会社はその外国人に戦力として活躍してほしいから手間をかけ、リスクを負って入社してもらうわけです。搾取の対象ではありません。

従って、上記の話は脅しでもなんでもなく、相互に理解して、友好な協力関係が保てれば、長く付き合っていけるということを言っているのです。


投稿者 たつみ社会保険労務士事務所 水本智

たつみ社会保険労務士事務所03-6317-8365