たつみの自習室

2013年6月16日 日曜日

就業規則 給与からの天引き

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

給与の支払いには「全額払いの原則」というのがあります。給与は労働の対価なのだから、働いた分は全部支払わなければいけませんということです。言い換えれば、給与から会社が勝手にいくらか差し引いて支給するのは許されないということです。

ただし、例外があります。税金や社会保険料はみんな納めなければならないものですから、社員が個別にばらばらと納付するよりは会社が給与から天引きして一括処理した方が効率的です。だから、税金や社会保険料については天引きしてもいいと法律で決めたんですね。

天引きは、法律で認められたもの以外にもいくつかあります。

例えば、労働組合費、旅行積立金、昼食費、懇親会費等で、社員個人が負担すべきお金を会社が立て替えておき、後日、給与から天引きして、残額を社員に支払うという仕組みです。

これらの天引きは金額の大小にかかわらず、必ず労使協定を結ばなければなりません。

就業規則には、給与からの控除として法令に定められた項目と労使協定を結んだ項目を列挙して、天引きの根拠を示しておくとよいと思います。

根拠を示せないような天引きはトラブルの元になります。


投稿者 たつみ社会保険労務士事務所 水本智

たつみ社会保険労務士事務所03-6317-8365