たつみの自習室

2013年6月19日 水曜日

就業規則 昇給

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

労働基準法では就業規則に必ず記載しなければならない事柄として「昇給に関する事項」というのがあります。

しかし、なぜ「昇給」なのでしょうか。給与は必ず上がるものでしょうか。

給与は会社の業績や人事の評価によって下がることも有り得るのではありませんか。

国の経済が後退しても経済後退率とは言わないでマイナス成長とか言いますから、降給もマイナス昇給という表現を使えば間違いではないでしょうが、一般的ではありませんね。

就業規則は会社と社員との約束ですから、仮に「昇給は毎年4月に行う」などという規定になっていたら、毎年給与を上げないとうそつきになります。損害賠償請求されます。

そこで、就業規則上のタイトルは「給与の改定」というようにし、給与が上がる場合にも下がる場合にも対応できる規定にすべきだと思います。

もちろん、これは人件費を削減するための方便を考えているのではありません。

大切なことは、公正なルールを作って開示し、適正に運用することだと思います。

給与体系と人事考課制度をきちんと連動させて、昇給・降給に合理的な根拠を持たせられるようにルールを整備することで、社員の方も納得し、一定の緊張感と意欲をもって働けるのではないでしょうか。



投稿者 たつみ社会保険労務士事務所 水本智

たつみ社会保険労務士事務所03-6317-8365