12次防 重点施策ごとの取組み
こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。
12次防では、対策の切り口を大きく3つに分けています。それは①重点を置く業種、②重点を置く健康確保・疾病対策、③全ての業種に共通する課題です。
まず①ですが、さらに2つに分けられます。
一つは労災の件数を減らす重点業種です。
ここに挙げられているのは、小売業、介護施設、飲食店の3つです。
もう一つは命に関わるような結果につながりやすい労災を減らす重点業種で、建設業、製造業です。
次に②ですが、これには5つのポイントがあります。
一つ目がメンタルヘルス、二つ目が過重労働、三つ目が化学物質による健康障害、四つ目が腰痛・熱中症、五つ目が受動喫煙です。
最後に③ですが、それはリスクアセスメントの普及、高年齢労働者対策、非正規労働者対策の3つです。
こうしたキーポイントを押さえながら、計画期間中の達成目標を次のように定めています。
①平成24年と比較して、平成29年までに労災による死亡者数を15%以上減少させる
②平成24年と比較して、平成29年までに労災による休業4日以上の死傷者数を15%以上減少させる