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コラム

12次防 大けが、死亡事故の多い業種

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

 

死亡災害は数十年前に比べると大幅に減少してはいるものの、依然として年間1000人を超える人が労働災害で亡くなっています。

 

その3割近くを「墜落・転落」が占め、15%を「挟まれ・巻き込まれ」が占めています。

 

墜落・転落災害は半数以上が建設業で、挟まれ・巻き込まれ災害は4割近くが製造業で発生しており、これらの災害は死亡という最悪の結果に至らなくとも障害が残る可能性が高い災害です。

 

建設業は、東日本大震災の復旧・復興工事の本格化に伴って全国的な人材不足に陥っています。そのため人材の質の維持や現場管理に支障をきたしている状況が続いています。そしてその結果として労働災害が増加する可能性が指摘されているのです。

 

一方製造業では、団塊の世代の引退や経営環境の悪化などにより、安全衛生体制の維持・確保が課題となっています。特に体制の弱い小規模事業場における安全衛生活動の弱体化が目立っており、労働災害防止団体による指導・援助活動が進められることになりそうです。

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