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コラム

12次防 陸上貨物運送

こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。

 

第12次労働災害防止計画(12次防)では、労働災害の件数を減少させるための重点業種として陸上貨物運送事業を挙げています。

 

陸上貨物運送で起こる労災の7割は荷役作業時に発生していることから、作業に際しての安全ガイドラインを示して守らせるということが取り組みの一つに挙げられています。

 

また、トラック運転手が荷役作業を行うことも普通にあることですから、運転者に対する安全衛生教育をしっかりやることも挙げられています。特に注意されているのは墜落・転落防止対策、荷役作業の作業手順の作成といったところです。

 

もう一つ挙げられているのは、運送事業者側と運送を依頼する側の役割分担についてです。荷主というと、荷物を出す側と受け取る側があるわけですが、必ずしも両者が同一とは限らず、着荷主が発荷主の顧客になっていて、運送事業者と運送契約を結んでいない場合も多々あります。このような場合は、荷卸しの時の役割分担というのはあいまいになりがちです。

 

貨物を運送する前に発荷主と着荷主が荷卸し時の役割分担や実施事項を打ち合わせておいて、運送事業者との契約に調整事項を盛り込むことが適当であって、そうした点に留意して対策を進めていくと12次防では言っています。

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