年金事務所の勤めが終わりました
3月28日(木)年金事務所最後の日となりました。
今年度、火曜日と木曜日に江東区亀戸にある江東年金事務所に通っていました。1月の頭までは総合受付で、もう一人の社労士(日替わり)と来所者の応対をしていましたが、最後の約3か月は相談窓口に入って老齢年金の請求書の受け付けをやりました。
総合受付は来所者の用件をざっと聞き、国民年金保険料を払う関係の窓口か、年金を既に受給している人のための書類の再発行や受取金融機関の変更などの関係の窓口か、これから年金を受給するための手続きや金額の確認や何だかややこしい話を受け付ける窓口かを振り分けて案内する仕事です。
請求書の受け付けは一人一人ブースに入ってもらって、来所者の個人情報を端末(ウィンドウ・マシン=WM)で確認しながら必要な書類を確認し、不足があれば後で郵送してもらうようにお願いしたりします。
年金事務所職員ではない社労士がWMを開いて個人情報を見てもよいのは許可をもらった人だけです。私は今年度1年間の契約でそういう立場にしてもらってWMを使う業務に就く予定だったのですが、なかなかその研修が進まなくて、結局WMデビューは今年の1月でした。わずか3か月間でしたが、よい経験をさせてもらいました。
総合受付にはいろんな人が来ます。話の分かる方ならいいのですが、コミュニケーションをとるのが非常に難しい人も時々いらっしゃるので、受け付けが詰まってしまう場合があって、そういうときには大変なことになります。なにせ年金関係ですから、80歳を過ぎた人も来るし、障害者も来ます。離婚分割の相談もあれば、受給者死亡の手続きもあります。受付で詳しい話は聞きたくないのですが、話し始めてしまって止まらなくなる人もいて、対応には技術と経験が必要だと感じました。
一番勉強になったのは、総合受付でもう一人の社労士の先生とお話ができたことです。いろんな事例を聞くことができ、社労士経験の浅い自分にとっては貴重な間接体験の場でした。分からないこともたくさん教えていただいて、とても勉強になりました。
来年度はWMの契約ではなく、月に1度か2度、総合受付に立つことになります。週2日も年金事務所に詰めるのはこの1年で十分です。私の本職は労務管理中心の開業社労士ですから、年金請求書の受け付けにこれ以上詳しくなる必要はありません。本業で稼ぐ時間を確保するために、年金事務所は卒業させてもらいます。