こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。 法律上、労働時間というのは、労働者が使用者の指揮監督下に置かれている状態の全ての時間をいいます。 それは、会社として〇〇の作業をせよという指示があってもなくても、指揮監督下から完全に解放されていなければ労働時間として扱われます。 「指示がなくても」というのが注意点です。 習慣的に、誰も何も言わなくても、そうすること...
こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。 労働時間の原則は1週40時間、1日8時間ですが、一定の規模、業種については特例的に1週44時間、1日8時間となっています。 まず、規模として、常時10人未満の労働者を使用している事業であることです。 その上で、次の業種が対象になっています。 ①商業小売り、卸売り、倉庫、理美容、駐車場、不動産管理、出版などの事業です。 ②映画...
こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。 労働時間の原則は、労働基準法に定められていて、1週間に40時間、1週間の各日については8時間を超えて労働させてはならないということになっています。 昔は、1日の上限を8時間とし、週1日の休みをとって、1週間に48時間という計算でした。 つまり、1日の労働時間を制限することが重要だったわけです。 今はというと、1週間単位の規制にな...
こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。 死亡災害は数十年前に比べると大幅に減少してはいるものの、依然として年間1000人を超える人が労働災害で亡くなっています。 その3割近くを「墜落・転落」が占め、15%を「挟まれ・巻き込まれ」が占めています。 墜落・転落災害は半数以上が建設業で、挟まれ・巻き込まれ災害は4割近くが製造業で発生しており、これらの災害は死亡という最悪の...
こんにちは。江東区のたつみ社会保険労務士事務所代表、水本です。 第12次労働災害防止計画(12次防)では、労働災害の件数を減少させるための重点業種として陸上貨物運送事業を挙げています。 陸上貨物運送で起こる労災の7割は荷役作業時に発生していることから、作業に際しての安全ガイドラインを示して守らせるということが取り組みの一つに挙げられています。 また、トラック運転手が荷役作業を行うことも普...